この記事でできるようになること
- スタートの合図を待つわけがわかる
- フライング(はやく走りだすこと)の決まりがわかる
- ゴールの順番の決め方がわかる
トラック競技は、決まった道を走る競技だよ。正しくゴールすることも大切なんだ。
日本陸上競技連盟の決まりで説明するね。みじかく言うと「JAAF(ジャーフ)」だよ。2026年の国内の決まりを見ていこう。
スタート
合図が出るまで、走りださないでね。まず、さいごのスタートのしせいになるよ。そのあと合図より先に動きだしたとする。スターター(合図を出す審判)がそう見たら、「不正スタート」だよ。
フライング
混成競技いがいの種目を見よう。わるい選手が1回不正スタートすると、失格だよ。失格は、そのレースに出られなくなることだよ。
ほかの選手がつられて動くこともあるね。だれがわるいかは、審判が決めるよ。全員がかならず失格、ではないんだ。
混成競技は少しちがうよ。そのレースで1回目の不正スタートは、だれも失格にならない。そのあとに不正スタートした選手が失格になるよ。
すこしうごいたら
合図の前に体が少し動くこともあるね。それだけで、いつも不正スタートとはかぎらないよ。本当に走りだしたかを、審判が見て決めるんだ。
立ってスタートする種目もあるよ。ふらっとバランスをくずしただけのときもある。そのときのあつかいにも、決まりがあるよ。自分で「失格だ」と決めないでね。審判の合図をよく聞こう。
レーン
レーンは、走る道を線で分けたものだよ。レーンを使うレースでは、決まったレーンを走るよ。スタートからゴールまで、ずっとだよ。
線をふんだり、外に出たりすることもあるね。すると、失格になることがあるよ。でも、ほかの人におされたときなどはべつだよ。何回走るか、どこで起きたかでもちがうんだ。
だから「1回ふんだらかならず失格」とは言えないよ。レースの種類や、起きた場所を審判が見るよ。ほかの選手にめいわくがあったかも見るんだ。
ゴール
順番は、胴体がゴールに着いた順だよ。胴体は、むねやおなかのある体のまん中のこと。くわしく言うと、フィニッシュライン(ゴールの線)の「垂直な面」に着いた順だよ。
頭や手、うで、足が先に出てもだめなんだ。それだけでは、先にゴールしたことにならないよ。
ゴールの線に、見えないかべが立っていると思ってね。むねやおなかが、先にかべを通った人が勝ちだよ。写真で見る判定や、こまかい決め方もあるよ。それは審判が、正式な決まりで調べるよ。
たいかい
この記事で見たのは、2026年の国内の決まりだよ。小学生の記録会や中学校の大会もあるね。地域の大会や、ほかの団体の大会もあるよ。そこで合図や不正スタートが同じかは、これだけではわからないんだ。
同じ決まりの中でも、種目でちがうことがあるよ。混成競技がそうだったね。
大会に出るときは、3つをそろえて調べよう。「大会の名前」「種目」「何年の大会か」だよ。大会要項や、注意のお知らせを見てね。わからないときは、先生やコーチに聞こう。
ことば
- スターター: スタートの合図を出し、不正スタートなどを判断する審判。
- 不正スタート(ふせいスタート): 決まりの合図より先に、走りだすこと。
- 混成競技: 走る・とぶ・投げるなど、いくつもの種目をして、点の合計できそう競技。
- 胴体: 頭や手足をのぞいた、むねやおなかのある体の部分。
- 垂直: 地面に対して、まっすぐ立つ向き。
きょうのチャレンジ
かけっこの前に、友だちに「よーい、ドン」を言ってもらおう。「ドン」を聞いてから走りだせるか、3回ためしてみてね。
おうちの人へ
根拠と範囲
根拠は日本陸上競技連盟『陸上競技ルールブック2026 第2部 トラック競技』です。使用したFactはAT-C12・AT-C13、資料IDはAT-S07です。不正スタートはTR16.7-16.8、レーン侵害はTR17.3、フィニッシュ判定はTR18.2を参照しています。
この記事はスタートとゴールの基本を説明するもので、全種目のスタート姿勢、リレー、全ての失格条件、計時機器、地域大会の特則までは網羅していません。小学生・中学生・社会人の全大会で同一ルールかどうかも確認していません。開催する大会の最新要項・注意事項を優先してください。