この記事でできるようになること
- ルールは団体や大会でちがうとわかる
- アウト・セーフと反則のきほんがわかる
- 大会の前に、4つの質問ができる
「小学生の試合は何人?」「中学生はボールが何こ?」と気になるかな。答えは、どの団体の、何年度の、どの大会かでかわるよ。「ドッジボール」という名前だけで、人数や球の数を決めないでね。これが、さいしょのルールだよ。
この記事では、3つの資料をくらべるよ。
- J.D.B.A.(日本ドッジボール協会)の小学生向けのまとめ
- J.D.B.A.の2025年度のシニア規程
- WDBF(世界ドッジボール連盟)の2026年foam(フォーム)形式の、子ども向けの早見資料
同じ大会のルールとして混ぜないでください。
あそびとしあい
休み時間や公園のドッジボールは、みんなで決めたルールでいいよ。ここで見るのは、団体や大会が決めた試合のルールだよ。
ず
きほん
ここでは、J.D.B.A.の小学生向け公式ルールのまとめを、やさしく書くよ。学校の休み時間や、ほかの大会でも同じ判定になるとはかぎらないよ。[DB-S02]
よけるだけじゃない
協会の説明では、5分間の中で、自分のチームの攻撃の時間をふやすのがポイントだよ。ボールを投げるだけではないんだ。相手のボールをとったり、パスをじゃましたりするのも大事だよ。投げるのがにがてでも、とったり、すばやく動いたりしてチームを助けられるよ。[DB-S02]
これは協会がしょうかいする考え方だよ。どの遊びや大会も5分、という意味ではないんだ。
アウトとセーフ
- 相手が投げたボールが当たって、床に落ちる前にとれないと、アウトになる例があるよ。
- 頭や顔に当たったら、セーフという説明があるよ。でも、頭や顔をねらって投げてはだめだよ。頭や顔をねらう「ヘッドアタック」は反則だよ。
- 味方に当たったボールを、床に落ちる前にとったら、当たった味方はセーフだよ。
- 相手の投げ方にファール(反則)があったら、当たってもセーフだよ。
- 相手のノーバウンドの球で、2人以上に続けて当たったら、さいしょに当たった人がアウトになる例があるよ。
ノーバウンドは、ボールが床につく前のことだよ。アウトかセーフかは、場面ごとに決まりがあるんだ。こまったら、プレーを止めて、審判やコーチに聞こう。相手の頭や顔をねらわないでね。むりな投げ方もしないでね。
おもな反則
- オーバーライン:投げるときやとるときに、決められた線をふむこと。投げるときは、2歩目も線をふめないよ。反則のあと、投げるときなら相手の内野ボールだよ。とるときなら、相手の内野か外野のボールだよ。
- ダブルパス:内野どうし、または外野どうしでパスをすること。反則のあとは相手の内野ボールだよ。
- ファイブパス:パスは4回までだよ。5回目には攻撃しないといけないんだ。もっとパスすると反則で、相手の内野ボールになるよ。
- 5秒ルール:ボールをとってから5秒の間に投げないこと。反則のあとは相手の内野ボールだよ。
- ヘッドアタック:相手の頭や顔をねらって攻撃すること。当たったときのセーフとはべつに、ねらうことが反則なんだ。反則のあとは相手の内野ボールだよ。
- ホールディング:相手のコートにころがっているボールを、手で引きよせること。反則のあとは、ボールがあった場所のチームのボールだよ。
- タッチ・ザ・ボディー:試合中に、わざと相手にさわること。反則のあとは、相手の内野か外野のボールだよ。
反則のあと、どちらのボールになるかなど、細かいことは公式のきまりを見てね。審判の説明も聞こう。ここに書いたのは協会のまとめを短くしたもので、ぜんぶではないよ。[DB-S02]
しょうがくせい
J.D.B.A.の「小学生ルール」のまとめを見てみよう。コートに入るのは1チーム12人、登録する選手は12〜20人という例があるよ。内野は10m四方で、外野のはばは3mという説明もあるよ。[DB-C01]
「試合に出る人数」と「チームに登録できる人数」は、べつだよ。12人で試合をしても、登録できるのは20人までなんだ。でも、このページはわかりやすいまとめだよ。競技規則のぜんぶや、地いきの大会のきまりまでは書いていないよ。
内野と外野の間は、協会の図で決められた場所を通って動くよ。細かい場所や線の判定は、当日のコートと審判の説明を見てね。
シニア
「シニア規程」という名前でも、大人だけのきまりとはかぎらないよ。規程は、団体が決めたルールのことだよ。J.D.B.A.の2025年度シニア規程には、U15など、いくつかのカテゴリーがあるんだ。カテゴリーは、大会の中のグループ分けのことだよ。この規程のU15は、生年月日が2010年4月2日〜2013年4月1日の人だよ。[DB-C02]
同じ規程では、試合のはじまりは8人だよ。選手の登録は最大20人だよ。[DB-C04]でも、これは2025年度の規程の数字だよ。「中学生ならいつも8人」とは言えないんだ。U15の生年月日の条件も、ほかの年度や大会には使えないよ。小学生の12人と、シニアの8人を、同じ試合で入れかえることもできないよ。
中学生の学年と、大会のカテゴリーは同じとはかぎらないよ。出られるかは、その年の大会要項で、おうちの人やコーチとたしかめてね。要項は、大会のきまりを書いた紙だよ。
フォーム
WDBFの2026年版のfoam(フォーム)形式の、子ども向け資料を見てみよう。試合のはじまりのボールは、U11が4球、U13・U15・U18が6球だよ。[DB-C05]
「U11」などは、資料のちがいを分ける名前だよ。それだけで「何さいなら出られる」とは決まらないんだ。foamの資料を、布のボールを使うcloth(クロス)形式に入れかえることはできないよ。J.D.B.A.のルールにも、入れかえられないよ。
しあいじかん
同じWDBFの2026年foamの資料でも、試合時間の分け方はちがうよ。[DB-C06]
| ガイドの版 | 資料に書かれた試合時間の例 | 読み方 |
|---|---|---|
| U11 | 前後半それぞれ3セット、各セットは最大2分 | U11 foam quick-startの説明 |
| U13 | 10分の前後半、セットは2分 | U13 foam quick-startの説明 |
| U15 | 12分の前後半、セットは2分 | U15 foam quick-startの説明 |
| U18 | 15分の前後半、セットは3分 | U18 foam quick-startの説明 |
これはWDBF 2026 foamの早見資料に書かれたやり方だよ。日本の学校や地いきの試合の時間ではないんだ。J.D.B.A.の大会の時間でもないよ。大会では、大会を開く人の要項を見てね。
4つのしつもん
- どこの団体・大会? 学校の遊び、地いきの大会、登録チームの試合では、ルールがちがうことがあるよ。今回の資料では、学校や地いきの遊び方はわからないよ。
- 何年度のルール? 去年のきまりが、今年も同じとはかぎらないよ。
- どのカテゴリー? 小学生向けかシニアかを見よう。「U11」だけで、出られるかを決めないでね。
- ボールの形式は? WDBFならfoamかclothかを見よう。大会がどちらを使うかは、大会を開く人に聞こう。
きいてみよう
大会を開く人やコーチに、こう聞いてみてね。
「この試合は、どの団体の何年度のルールですか? 何人で始めますか? ボールはどの形式ですか? 参加できる学年や条件が書かれた大会要項はありますか?」
数字がわからないときは、子どもだけで決めないでね。おうちの人やコーチと、いっしょに大会要項を読もう。このページの人数や球の数を、目の前の試合にそのまま当てはめることはできないよ。
ことば
- 登録人数:大会に出る選手として名前をとどける人数。コートに入る人数と同じとはかぎらないよ。
- カテゴリー(区分):大会の中で分けられたグループ。だれが入るかは、大会要項で見よう。
- 規程:大会や団体が決めた、守るためのルール。
- 形式:ここでは、foamやclothなど、使うボールやルールのまとまり。
- foam(フォーム):WDBFの資料にある形式の名前。この記事では、素材や安全のことはくらべていないよ。
- quick-start(クイックスタート):さいしょに知ることをまとめた短い案内。きまりのぜんぶとはかぎらないよ。
- U11・U13など:資料のカテゴリーを表す書き方。これだけでは、出られるかは決まらないよ。
おうちの人へ
本記事の人数・球数・時間は、J.D.B.A.小学生向け概要、J.D.B.A.2025年度シニア規程、WDBF 2026 foam quick-startという別々の資料の数字です。参加資格や採用ルールは、参加する大会の最新要項と主催者の説明で確認してください。
きょうのチャレンジ
つぎにドッジボールをする前に、「何人でやる?」と友だちに聞いてみよう。