この記事でできるようになること
- 一本・技ありのちがいがわかる
- 組み手あらそいの見方がわかる
- 試合を見るときのマナーがわかる
柔道の試合は、あっというまに決まることもあるよ。さいごまで、どっちが勝つかわからないこともあるよ。見方がわかると、もっと楽しくなるよ。
試合のきほん
試合は、たたみの上で1対1でするよ。主審(まん中にいるしんぱん)が試合を進めて、技がどうだったかを伝えるよ。
勝ち方
- 一本: 技をかけて、相手をいきおいよくせなかからたおすなど、決まった形ができると「一本」だよ。その場で勝ちになるよ。おさえこみ技で、決まった時間おさえても一本だよ。
- 技あり: 一本には少し足りないけれど、よい技だったときだよ。
- 反則: 決められた反則をくり返すと、「指導」が出るよ。指導で勝ち負けが決まることもあるよ。
子どもの大会には、大人とちがうきまりがあるよ。たとえば、子どもにはあぶないので、使えない技があるよ。全柔連(全日本柔道連盟)の「少年大会試合審判規程」で、学年ごとのきまりが決まっているよ。2026年4月にかわったところは、べつの記事「少年試合規程」でくわしく紹介しているよ。
見どころ1|組み手あらそい
試合が始まると、まず「どっちがいい持ち方をするか」のあらそいがあるよ。これを組み手あらそいというよ。
- とくいな持ち方ができた選手は、技をかけやすくなるよ。
- 相手にとくいな持ち方をさせないように、手を切ったり、場所をずらしたりするよ。
技が出ていない時間も、手と足で、こまかいかけひきをしているんだ。「今、どっちが持ちたいところを持てているかな?」と見てみよう。
見どころ2|くずしと技のタイミング
相手のバランスがくずれたしゅんかんが、技のチャンスだよ。前に出た相手が足を止めたとき。後ろに下がったとき。
- 前に引き出されて、つんのめった → 前にたおす技のチャンス。
- おし返そうとして、体重が後ろにかかった → 後ろにたおす技のチャンス。
技がかかる前の、足の動きを見てみよう。「あっ、今くずれた!」とわかるようになるよ。
見どころ3|ねわざへの切りかえ
立ったまま技をかけて、相手がたおれたとするよ。そのまま、おさえこみに入ることがあるよ。立ち技からねわざ(ねた形でする技)へ、すばやく切りかえる。これも大きな見どころだよ。
作戦の考え方
- とくいな技を1つ持つ: とくいな技があると、相手は気をつけるよ。そのすきに、ちがう向きの技をかけることもできるよ。
- 前に出る: 自分からせめない試合をすると、指導がつくことがあるよ。自分から組みに行こう。
- さいごまであきらめない: 一本が出れば、のこり時間が少なくても勝ちだよ。
見るときのマナー
- 大きな声でやじを言わないでね。選手やしんぱんに、声が聞こえるようにするためだよ。
- 勝った人も負けた人も、礼をするまでが試合だよ。礼の場面も見てあげよう。
きょうのチャレンジ
試合を1つ見て、「どっちがいい持ち方をしているかな?」と考えてみよう。