この記事でできるようになること
- 体験の日に何をするか、前もって分かる
- 家で、足と声と礼の練習ができる
- ケガをしないための約束が分かる
体験の日は、打ち合いをしないよ
剣道は、竹刀で打ち合う武道だよ。でも、はじめての日から打ち合うことは、ふつうないんだ。防具=体を守る道具も、まだつけないことが多いよ。
全日本剣道連盟の手引きでは、はじめての人は基本から学ぶよ。礼のしかた(礼法)、竹刀の持ち方、足の動かし方、構え方、素振り、打ち方の順だよ。体験の日も、基本を1つずつやってみると思っておこう。
最初の日の流れ
道場によってちがうけど、だいたいこんな流れだよ。
- あいさつと礼。 道場に入るとき、元気にあいさつしよう。剣道は、相手を大切にする気持ちをとても大事にするよ。その気持ちを形にしたのが「礼法」だよ。
- 準備運動。 体をほぐそう。足首とアキレス腱=かかとの上のすじを、よくのばしてね。ケガを防げるよ。
- 竹刀の持ち方と構え方。 先生が教えてくれるよ。力を入れすぎず、まねしてみよう。
- 足さばき。 足の動かし方のことだよ。剣道では、とても大切なんだ。足のうら全体で床を強くふむ「踏み込み」も習うよ。
- 素振り。 竹刀を上と下に振る練習だよ。正しい向きに振ることと、手の使い方を覚えるよ。
- 声を出す。 打つときに「メン!」「コテ!」「ドー!」と声を出すよ。はじめは、思いきり大きな声を出してみよう。
防具をつけるのは、基本になれてからのことが多いよ。体験の日に防具をかしてもらえるかは、道場によってちがうんだ。申しこむときに聞いておこうね。
家でできる練習
竹刀がなくても、家でできる練習があるよ。まわりに人や物がないか、たしかめてからやろう。
- 足さばきの練習。 右足を前、左足を後ろに置くよ。そのまま、スケートみたいにすべって前へ進もう。かかとを少しうかせて、足のうら全体で床をふむ感じだよ。
- 声を出す練習。 おなかから「メン!」と言ってみよう。近所のめいわくにならない時間と場所でね。
- 礼の練習。 相手の目を見て、はっきりあいさつしよう。
家で竹刀を振るなら、広い場所を選ぼう。天井やライト、家具に当たらないところだよ。そして、かならず大人がいるときにしてね。
竹刀を持ったまま走らない。人のいる方へ向けない。この2つは約束だよ。
ケガをしないためにすること
- 竹刀のチェック。 竹がささくれたり、折れたりしていると、自分も相手もケガをするよ。全日本剣道連盟の手引きでは、竹刀の事故が多いと書かれているよ。だから、練習(稽古)の前や、とちゅうで自分で見られるようになろうね。体験では、道場の竹刀をかりることも多いよ。ささくれがないか、先生に見てもらおう。
- 防具のつけ方。 ひもがゆるいと、ケガのもとになるよ。面のひもなどは、正しく結んでもらおう。
- 水と体のちょうし。 夏はとくに、こまめに水を飲もう。ぐあいが悪いときは、がまんしないで先生に言おうね。
- 頭を打ったとき。 頭を打ったり、ふらふらしたりしたら、すぐ練習をやめよう。そして大人に言おうね。
持っていくもの
道場によってちがうよ。申しこむときに「何を持っていけばいいですか」と聞くのがいちばんだよ。
動きやすい服、タオル、飲み物があると、たいてい役に立つよ。剣道着や袴、防具、竹刀を最初から買うかも、先に聞いておくと安心だよ。用具のことは剣道の用具の選び方を見てね。
きょうのチャレンジ
鏡の前で、「お願いします!」と大きな声で礼をしてみよう。背すじがまっすぐなら、できたね!
おうちの人へ
- 初回の体験では、防具や竹刀を借りられるか、見学だけできるかなどを、事前に道場へ確認しておきましょう。
- 剣道は礼法を大切にします。「あいさつを大きな声でしようね」と話しておくと、道場に入りやすくなります。
- 竹刀による事故を防ぐため、ささくれや破損を点検する習慣を早いうちから身につけることが、全日本剣道連盟の手引きでも大切にされています。