はじめてのラケット

ラケットを買う前に、どんなふうに使いたいかを考えよう。ラケット本体とラバー、できあがりの重さを、それぞれ見てみよう。

できるようになること

この記事(きじ)でできるようになること。

  • 「はりあがり」と「べつばり」のちがいが分かる
  • ラケットのいた(ブレード)とラバーを分けて見られる
  • 買(か)う前(まえ)に、お店(みせ)で聞(き)くことを言(い)える

まずは

卓球(たっきゅう)を始(はじ)めるとき、まず体験(たいけん)の場所(ばしょ)をしらべよう。ラケットをかしてくれるかな? 自分(じぶん)で持(も)っていく?

遊(あそ)びで使(つか)うなら、体験やおうちで楽(たの)しめれば十分(じゅうぶん)。部活(ぶかつ)やクラブで続(つづ)けるなら、そのことをお店の人(ひと)に伝(つた)えよう。いっしょに考(かんが)えてもらえるよ。

ラケットとラバー

ラケットには、本体(ほんたい)とラバーがあるよ。ラバーは、いたにはるゴムのシートのこと。

ニッタク(Nittaku)というメーカー(どうぐを作(つく)る会社(かいしゃ))は、2つに分けて教(おし)えているよ。

  • 「貼(は)り上(あ)がり」:ラバーがはじめから、はってあるもの
  • 「別貼(べつば)り」:本体とラバーを、べつべつに選(えら)ぶもの

ニッタクは、部活などで続けるなら「別貼り」をすすめているよ。でもこれは、メーカーの選び方(かた)の案内(あんない)なんだ。みんなが同(おな)じにしなきゃ、という意味(いみ)じゃないよ。Nittaku「ビギナーズ:ラケット」

サイズ

お店のページには、いたの大(おお)きさや、あつさがのっているよ。グリップ(にぎるところ)の大きさもあるね。

たとえば、ニッタクの「スタリア NE-6212」はこうなっているよ。

項目(こうもく)メーカーがのせている仕様(しよう)
型番(かたばん)NE-6212
板(いた)の構成(こうせい)木材(もくざい)5枚(まい)
板の寸法(すんぽう)154×148mm
グリップの寸法100×24mm
板厚(いたあつ)5.6mm

出典(しゅってん):Nittaku スタリア。

この数字(すうじ)は、ラケットのサイズだよ。「何年生(なんねんせい)ならこれ」という数字じゃないんだ。

ラバーをはったあとの重(おも)さは、まだ分かっていないよ。きみに合(あ)うかどうかも、まだ分からない。だから、ほんとうに使う形(かたち)でにぎってみよう。

ラバー

ラバーにも、型番と仕様があるよ。ニッタクの「レベスト NR-8600」はこうだよ。

項目メーカーがのせている仕様
型番NR-8600
種類(しゅるい)裏(うら)ソフト
厚(あつ)さの選択肢(せんたくし)薄(うす)・中(ちゅう)・厚(あつ)
色(いろ)の選択肢赤(あか)・黒(くろ)

出典:Nittaku レベスト。

「薄・中・厚」は、この商品(しょうひん)の中から選べるあつさだよ。何mmなのかは、まだ分かっていないんだ。だから、数字は書(か)かないでおくね。

「赤・黒」は、この商品の売(う)っている色だよ。すべてのラバーの試合(しあい)のルールを、せつめいしたものじゃないよ。

スタリアとレベストは、仕様の見方の「れい」だよ。ためしてみて、よいと決(き)めたものじゃないんだ。

数字のこと

メーカーは、「スピード」や「回転(かいてん)」を数字であらわすことがあるよ。でも、数字だけで「いちばん」を決めないでね。

バタフライ(Butterfly)というメーカーは、2023年2月に数字の決め方を変(か)えたよ。同じ名前(なまえ)の数字でも、古(ふる)いものとはくらべられないかもしれない。べつのメーカーの数字とも、そのままくらべられるとはかぎらないよ。Butterfly「グレイザーシリーズをもっと知る」

しあい

遊びや練習(れんしゅう)なら、かりたラケットでも楽しめるよ。大会(たいかい)に出るときは、話(はなし)がべつなんだ。そのときは、大会のルールに合うか、たしかめよう。

おうちのひとへ

ここからは保護者(ほごしゃ)向けの内容(ないよう)です。

体験先(たいけんさき)に貸出(かしだし)があるか、ラケットの持参(じさん)が必要(ひつよう)かを、まず確認(かくにん)しましょう。買う場合(ばあい)は、一度の体験や家庭(かてい)での遊びに使うのか、部活・クラブで継続(けいぞく)するのかを伝えて相談(そうだん)します。

購入(こうにゅう)時は、商品にラバーが含(ふく)まれるか、貼る作業(さぎょう)を店へ頼(たの)めるか、交換(こうかん)できるかも確認しましょう。別貼りを選ぶことと、子どもが自分で接着(せっちゃく)作業をすることは分けて考えます。

スタリアの寸法は製品(せいひん)の寸法で、学年別の推奨値(すいしょうち)ではありません。ラバーを貼った完成(かんせい)重量や、個々(ここ)の子どもへの適合(てきごう)は確認できていません。本体だけの重量と、ラバーを貼った状態の重量を取り違(ちが)えないでください。実際(じっさい)に使う状態で、握(にぎ)りや重さを相談してください。

レベストの「薄・中・厚」がそれぞれ何mmかは、今回の資料(しりょう)で確認できていないため、推測(すいそく)で数値に置(お)き換(か)えていません。大会に使う場合は、現行(げんこう)の規則(きそく)・公認(こうにん)情報と、参加大会の条件(じょうけん)を確認してください。スタリアとレベストの組(く)み合(あ)わせは、試(ため)して評価(ひょうか)したものではありません。初心者(しょしんしゃ)や子どもへの一律(いちりつ)の推奨セットではありません。

メーカーの性能表(せいのうひょう)を比べる場合は、指標(しひょう)の定義(ていぎ)と版(はん)を確認しましょう。Butterflyは性能指標を2023年2月に改定(かいてい)したと案内しています。旧版(きゅうはん)や別メーカーの数値をそのまま並(なら)べて、速さ・回転の優劣(ゆうれつ)を判断(はんだん)できるとは限(かぎ)りません。

購入前の相談メモ:

  • 体験用か、部活・クラブで継続して使うものか。
  • 商品にラバーが含まれるか。貼り付け・交換をどこへ頼めるか。
  • ラバーを貼った完成状態の重さを確認できるか。
  • 子どもが握った状態を指導者(しどうしゃ)や店で確認してもらえるか。
  • 参加する大会の規則や用品条件に合うか。

貸出で試せる場合は、購入する前にその条件を確認しましょう。商品ページの寸法・分類と、本人が使う条件を照合(しょうごう)して選ぶことが大切(たいせつ)です。

きょうのチャレンジ

体験の場所で、ラケットを1本(ぽん)にぎってみよう。にぎったら、「重い? かるい?」とおうちの人に話してみてね。

はじめての道具

卓球のはじめ方にもどる