フロアボールのはじめ方

体育館でフロアボールをする少年たち

この記事(きじ)でできるようになること

  • フロアボールのあそび方と、点(てん)の入り方が分(わ)かる
  • スティックを高(たか)く上げてはいけないわけが分かる
  • ボールをスティックで止(と)める練習(れんしゅう)ができる

ひとことで

フロアボールは、体育館(たいいくかん)などのへやの中でやる「室内(しつない)ホッケー」だよ。

かるいプラスチックのスティック(ぼう)を使(つか)うよ。あなのあいたプラスチックのボールを、相手(あいて)のゴールに入れて点をきそうんだ。

日本(にほん)フロアボール連盟(れんめい)は、世界(せかい)80か国(こく)以上(いじょう)でやっているスポーツだと言(い)っているよ。

試合(しあい)は6人(にん)対(たい)6人。ゴールキーパー(ゴールを守(まも)る人)を入れて、6人までコートに入れるよ。

やってみたくなるポイント

  • 走(はし)って、パスして、シュートする。 サッカーみたいに、みんなでパスをつなぐよ。バスケットボールみたいに、せめと守りがどんどん入れかわるよ。体育館の中だから、雨(あめ)の日でもできるね。
  • 交代(こうたい)が自由(じゆう)。 試合中、いつでも何回(かい)でも交代できるよ(ルール)。たくさんの人がコートに立てるんだ。
  • スティックを使うのが楽(たの)しい。 足(あし)でボールを止めたり、体をぶつけたりするのはだめ。スティックだけでボールをあつかうよ。力(ちから)よりも、ボールのおき方や考え方で、差(さ)が出やすいんだ。
  • 世界とつながっている。 世界選手権(せんしゅけん)は、男子(だんし)と女子(じょし)で、2年に1回ずつあるよ。北(きた)ヨーロッパを中心(ちゅうしん)に人気(にんき)があるよ。日本にも、日本代表(だいひょう)や日本リーグがあるよ。
  • 「チームで声(こえ)をかけ合う力」「相手と自分のいる場所(ばしょ)を見る力」がのびる、と言われているよ。

はじめ方

  1. まず「フロアボール」と「ネオホッケー」のちがいを知(し)ろう。どちらも日本フロアボール連盟がやっているよ。ネオホッケーは、ようちえんの子からおじいちゃん・おばあちゃんまで、いっしょにできるルールだよ。学校(がっこう)や地(ち)いきでやるときに、「けがをしないこと」と「みんなに同じルール」を大切(たいせつ)にしているんだ。小さい子やはじめての人は、ネオホッケーから始(はじ)めてもいいよ。
  2. 住(す)んでいる県(けん)の「フロアボール連盟」「ネオホッケー連盟」に、おうちの人に聞(き)いてもらおう。日本フロアボール連盟のサイトには、宮城県(みやぎけん)フロアボール連盟など、それぞれの県の連盟がのっているよ。
  3. 日本フロアボール連盟のサイトの「大会一覧」「大会&講習会一覧」で、体験(たいけん)できるイベントや、近(ちか)くの大会をさがそう。地方(ちほう)の連盟の大会には、なかまに入っていない人も出られるイベントがあるよ。
  4. 学校の部活動(ぶかつどう)、地いきのクラブ、大学(だいがく)のサークルなど、身近(みぢか)な場所もさがしてみよう。
  5. さいしょは、かりたスティックで、ボールをまっすぐはこぶ練習からでいいよ。

年(とし)の目(め)やす: 日本フロアボール連盟のジュニアユースキャンプ(2025年3月)は、小学4〜6年生(ねんせい)と中学1〜3年生が出られる決まりだったよ。でもこれは、強(つよ)くなるためのキャンプの決まりだよ。何さいから始められるかの決まりではないよ。ネオホッケーの大会には、ようちえんの子の部(ぶ)もあるよ。

必要(ひつよう)な用具(ようぐ)

  • まずいるもの: スティック(連盟がみとめたしるしがあるもの)、体育館用のくつ、動(うご)きやすい服(ふく)、飲(の)み物(もの)、タオル。
  • あるといいもの(あると安心): ボール(練習用)、ゴーグル(目(め)を守るめがね)。国際(こくさい)フロアボール連盟は、17さい未満(みまん)の選手(せんしゅ)はゴーグルをつけるように決めてね、と国(くに)ごとの連盟にすすめているよ(ルールの説明(せつめい))。
  • さいしょは買(か)わなくていいもの: 自分(じぶん)のスティック、ゴール、ゴールキーパーの道具(どうぐ)。クラブや体験会で、かりられることがあるよ。かりられるかは、クラブごとに聞いてね。
  • スティックの決まり: ルールでは、スティックは「国際連盟がみとめたもの」だよ。短(みじか)くする以外(いがい)は、手をくわえてはいけないよ。ブレード(ボールを打(う)つところ)は、とがっていないこと。そり(フック)は30mmをこえてはいけないよ。
  • ゴールとフェンス(まわりのかべ)は、練習する場所にあるものを使えることが多(おお)いよ。

基本(きほん)ルール

ルール1つを、絵(え)1まいと短(みじか)いせつめいで見ていこう。全部(ぜんぶ)で6まいだよ。

中央でボールを取り合うのルールを表した絵

1. 中央(ちゅうおう)でボールを取(と)り合(あ)う

試合は、まん中のフェイスオフ(2人がボールを取り合うこと)で始まるよ。点が入ったあとも、まん中のフェイスオフでまた始めるよ。

スティックでゴールへ打つのルールを表した絵

2. スティックでゴールへ打(う)つ

スティックで正しく打ったボールが、ぜんぶ前からゴールラインをこえたら点(てん)だよ。ゴールのはしらの間(あいだ)は1.6mだよ。点が多(おお)いチームの勝(か)ちだよ。

キーパーはスティックを持たないのルールを表した絵

3. キーパーはスティックを持(も)たない

ゴールキーパーは、スティックを持たないよ。ゴール前のゴールクリース(4m×5m)の中の、キーパーエリア(1m×2.5m)で、ボールを止(と)めるよ。キーパーが投(な)げたボールで、点が入ることもあるよ。

決まった場所で交代するのルールを表した絵

4. 決(き)まった場所(ばしょ)で交代(こうたい)する

交代は、試合中いつでも何回(なんかい)でもできるよ。自分のチームの交代ゾーンでやるよ。コートに同時(どうじ)に入れるのは6人だよ。

ボードから出たら打ちこむのルールを表した絵

5. ボードから出(で)たら打(う)ちこむ

ボールがコートの外に出たときは、フリーヒットでまた始めるよ。フリーヒットは、じゃまされずに打つことだよ。相手(あいて)の選手は、その場所から3m以上(いじょう)はなれるよ。

スティックを低く使うのルールを表した絵

6. スティックを低(ひく)く使(つか)う

ブレードを、こしより高(たか)く上げてはいけないよ(ハイスティック)。ひざより高いところのボールを、スティックや足などでプレーするのも、はんそくだよ。

ルールのまとめ表(ひょう)

国際フロアボール連盟のルール(日本語併記版2026年度版)をもとにしているよ。ネオホッケーの数字(すうじ)は、日本フロアボール連盟のネオホッケーの案内(あんない)をもとにしているよ。

ことフロアボール(ルール)
人数1チームは、いちばん多くて20人が登録(とうろく)できる。同時(どうじ)にコートに入れるのは6人(ゴールキーパー1人と5人、またはゴールキーパーなしの6人)。試合を始めるには、5人以上の選手とゴールキーパーがいる
交代試合中いつでも何回でもできる。自分のチームの交代ゾーン(交代する場所)でやる
コート40m×20m。まわりを、角(かど)がまるいボード(かべ)でかこむ。いちばん小さくていいコートは36m×18m
コートの線(せん)まん中の線(センターライン)、ゴール前のゴールクリース(4m×5m)、その中のゴールキーパーエリア(1m×2.5m)
ゴールゴールのはしらの間(あいだ)は1.6m。ゴール(ネットつき)は、国際連盟がみとめたものを使う
試合の時間20分×3ピリオド(間(あいだ)に10分の休けい)。ボールが止まると、時計(とけい)も止まる「正味(しょうみ)時間」で数える。大会を決める会がいいと言えば、15分×2ピリオドまで短くできる
用具スティックとボールは、国際連盟がみとめたしるしがあるもの。ボールは、光(ひか)らない1つの色で、あなのあいたプラスチック。ブレードのそり(フック)は30mm以下(いか)
点スティックで正しく打ったボール(またはゴールキーパーが投(な)げたボール)が、ぜんぶ前からゴールラインをこえたら点。点が多いチームの勝(か)ち
試合の始まりまん中のフェイスオフ(2人がボールを取(と)り合う)で始まる。点が入ったあとも、まん中のフェイスオフでまた始める
しんぱん(ルールを見る人)同じ力をもつ2人。ほかに、点やタイムを書く記録席(きろくせき)の人がいる

主(おも)なはんそく

はんそく中身(なかみ)
相手のスティックへのはんそくたたく・持ち上げる・けること、じゃますることは、はんそく
相手の体へのはんそくたたく、ぶつかる、つかむ。相手のスティックをつかむのも、はんそく
ハイスティックボールを打つ前やあとに、ブレードをこしより高く上げる(でも、まわりに人がいなければいいときもある)
高いボールひざより高いところのボールを、スティックや足などでプレーする
ゆかに手やひざをつくボールをあつかっているときなどは、はんそく
身(み)につけてはいけないものネックレス、指輪(ゆびわ)、ブレスレットなどは、はずす

はんそくのあとと、ペナルティ

  • フリーヒット: かるいはんそくのあとは、はんそくをされたチームが、その場所からフリーヒット(じゃまされずに打つこと)でまた始めるよ。相手の選手は、その場所から3m以上はなれるよ。
  • ペナルティショット: 点が入りそうなプレーを、はんそくで止めたときなどに、1対1で打つよ。
  • ベンチペナルティ: はんそくをした選手は、ベンチで2分間まつよ(マイナー)。重(おも)いはんそく(メジャー)は、2分を2回つづけてまつよ。そのあいだ、そのチームは1人少なくなるよ。
  • 10分間のパーソナルペナルティ、マッチペナルティ: もっと重いはんそくのとき。10分間まつか、その試合に出られなくなるよ。
  • 同じ点のとき: 勝ち負(ま)けを決めないといけない試合では、10分間のえんちょう戦(せん)をするよ。そのあと、ペナルティショット戦で決めるよ。

試合の流(なが)れ

  1. 前半(ぜんはん)・後半(こうはん)ではなく、3つのピリオドでやるよ。
  2. まん中のフェイスオフで、第1ピリオドが始まるよ。
  3. 点が入ったら、まん中のフェイスオフでまた始めるよ。
  4. ピリオドの間は10分休むよ。そのとき、両チームはエンド(せめるゴール)を入れかえるよ。
  5. 3ピリオドが終(お)わって、点が多いチームの勝ちだよ。
フロアボールのコートを上から見た図。左右にゴールがあり、まん中にセンターラインがある
フロアボールのコート
立った人の腰と膝の高さに線を引き、スティックのブレードが腰より上がだめ、ボールは膝より上がだめと示した図
フロアボールの高さ

年代(ねんだい)別(べつ)のちがい

国際フロアボール連盟のルールでは、わかい人の試合のとくべつな決まりは、国ごとの連盟が決めていいことになっているよ。でも、みとめられた道具と、体を守る道具の決まりはべつだよ。

フロアボールと、ネオホッケーをくらべてみよう。

ことフロアボール(ルール)ネオホッケー(日本フロアボール連盟)
出る人年の決まりなし小さい子からおじいちゃん・おばあちゃんまで。男女べつ・男女いっしょの部がある
人数コートに同時に6人6人ずつ
コート40m×20m(いちばん小さくて36m×18m)20〜36m×12〜18m、まわりにフェンス
試合の時間20分×3(15分×2まで短くできる)5〜10分(大会の大きさなどで決める)
ボール・スティック国際連盟がみとめたしるしがあるものプラスチックのスティックと、あなのあいたプラスチックのボール
スティックの高さブレードを、こしより上に上げないブレードは、いつでもひざより上に上げない
体がふれる・足相手やスティックを、つかむ・たたく・けるはだめける・つかむ・おす・タックルなど、体がふれるのはぜんぶファール(はんそく)。足でボールをけってもだめ
ゴール前ゴールクリース(4m×5m)せめる人も守る人も、足ぜんぶをゴールエリアに入れてはいけない
体を守る道具(ゴーグル)17さい未満はつけるように決めてね、と国際連盟が国ごとの連盟にすすめている。19さい未満は、つけることをすすめているこのしりょうでは、ゴーグルの決まりはのっていない
大会の部日本リーグなど小学生&中高生、男女、男女いっしょ、シニア、小さい子などの部がある

日本の小学生・中学生・高校生(こうこうせい)・大人(おとな)の大会で、コート・時間・人数・道具がどうちがうかは、このしりょうにはのっていないよ。学校の学年(小・中・高)と、連盟の「登録の分け方」「大会の部」は同じではないよ。くわしくは「おうちの人へ」を見てね。

安全(あんぜん)

  • 試合の前に、スティックを見よう。ひびがないか、ブレードがわれていないか、ぼうがゆるんでいないか。ブレードをけずったり、熱(ねつ)で形を変(か)えたりするのはだめだよ。
  • ゴーグルがあると安心だよ。小さい子ほどおすすめだよ。
  • スティックを高くふり上げると、まわりの人に当(あ)たるよ。こしより上に上げない、近くに人がいるときはふらない、と決めておこう。
  • 水(みず)は、練習の前・とちゅう・あとに飲もう。へやの中は、あせをかきやすいよ。気分(きぶん)が悪(わる)いときは、すぐ休もう。
  • ゆかがぬれると、ころびやすいよ。あせをふいて、くつのうらを見よう。

こまかい安全の話(はなし)は「おうちの人へ」にあるよ。

練習メニューのれい

(これは練習のれいだよ。協会(きょうかい)が決めたメニューではないよ。先生(せんせい)やコーチに見てもらってね。)

場所やること目あて
家・ろうかゆかの上で、ボールを右(みぎ)・左(ひだり)に小さくころがす(ボールはやわらかいものでいいよ)。ほうきでゴミをはくみたいに、やさしくねスティックになれる
体育館3〜5mはなれた2人で、止まってパスを出して、受(う)けるボールを止める
体育館コーンをならべて、ボールをはこびながらジグザグに進(すす)むドリブル(ボールをはこぶこと)
体育館ゴールにシュート(ゴールキーパー役(やく)がいるときは、やわらかいボールで)シュート
チーム3人対2人の小さな試合人数が多いほうを見つける

よくあるしつもん

Q. ホッケーと何がちがうの?A. ホッケーは、人工(じんこう)のしばなどの外(そと)のフィールドで、11人でやるのがふつうだよ。フロアボールは、へやの中で6人でやるよ。スティックもボールも、べつのものだよ。

Q. 女の子や小さな子でもできる?A. できるよ!ネオホッケーは、ようちえんの子からおじいちゃん・おばあちゃんまで、男女いっしょにできるルールなんだ。男女べつの部と、男女いっしょの部があるよ。

Q. おうちの人は何を用意すればいい?A. さいしょは、体育館用のくつと飲み物があればいいよ。ゴーグルやスティックは、クラブに聞いてから買おうね。

Q. 日本代表をめざせる?A. 連盟には、ジュニアユースキャンプなど、強くなるための活動(かつどう)があるよ。出られる決まりは、連盟のなかまであること、年(小学4年〜中学3年)などだよ。

きょうのチャレンジ

やわらかいボールを、スティックやほうきで右・左に10回ころがしてみよう。ボールがはなれなかったらすごい!

おうちの人へ

目安費用

  • 会費や登録費は、クラブや団体ごとに異なるため、申し込む前にご確認ください。
  • 用具代は店や種類で変わるので、体験で借りてから選ぶことをおすすめします。

大会の参加条件

  • 日本の小学生・中学生・高校生・一般のフロアボールの大会で、コート・時間・人数・用具がどう違うかは、確認した資料の範囲では記載がありません。学校の学年(小・中・高)と、連盟の「登録区分」「大会の部門」は同じではありません。申し込みの前に、その大会の対象年齢と学年の表し方をご確認ください。
  • 連盟のジュニアユースキャンプなどの強化事業の参加資格は、連盟会員であること、年齢(小学4年〜中学3年)などです。

安全の確かめ方

  • 国際連盟の規則では、ブレードを削ったり熱で変えたりする加工は禁止されています。
  • ゴーグルは、国際連盟が17歳未満に義務にするようすすめています。
  • けがの予防やトレーニングの量は、指導者や医療の専門家の確認が必要です。

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